10月の運動会後、保護者の皆さんに、お子さんへの「ありがとうカード」を募集したところ、約80通もの温かなメッセージが届きました。お忙しい中、子どもたちへの思いを言葉にして届けてくださったことに、心より感謝申しあげます。カードには、リレーやダンス、フラッグ、大なわとびなど、運動会で一生懸命に頑張る姿への感動だけでなく、家で練習を重ねる姿や、できなかったことに挑戦し、できるようになった成長の過程を喜ぶ言葉もたくさんありました。
「一生懸命な姿に胸がいっぱいになった」「感動をありがとう」という言葉からは、子どもたちの挑戦が、見ている人に感動や勇気を届けたことが伝わってきます。また、6年生をはじめとする高学年の子どもたちには、競技での活躍に加え、低学年に優しく接する姿や、上級生として成長した姿への称賛も寄せられていました。運動会は、子どもたち自身の頑張りを発揮する場であると同時に、その成長を周りの人と喜び合える場でもあるのだと、改めて感じました。

カードを読み進めると、運動会という特別な一日だけでなく、家庭で過ごす何気ない毎日の中にも、たくさんの「ありがとう」があることに気付かされます。洗濯物をたたむ、お皿洗いを手伝う、妹や弟のお世話をする。家族が体調を崩したときに食事を作ってくれたことや、朝早く起きて見送ってくれたことなど、子どもたちのさりげない優しさや気遣いが、温かな言葉で綴られていました。さらに、「疲れたときにハグをしてくれてありがとう」「いつも笑顔にしてくれてありがとう」、そして「生まれてきてくれてありがとう」というメッセージもありました。そこには、何かができたことや頑張ったことへの称賛だけでなく、わが子の存在そのものを大切に思う深い愛情が込められています。自分の頑張りや優しさを誰かが見てくれている。そして、自分は大切にされている。その実感は、子どもたちの安心感や自信を育み、「また頑張ってみよう」という次の一歩につながっていくのではないでしょうか。子どもたちのよさや成長を見つけ、言葉にして伝えることの大切さを、改めて教えていただきました。

今回のカードには、わが子への感謝だけでなく、担任の先生への感謝、学年全体の頑張りを認める言葉、友達への「いつも仲良くしてくれてありがとう」というメッセージもありました。また、登下校やラジオ体操で下級生を支えてくれる地域の6年生への感謝も寄せられていました。こうした言葉から、子どもたちの成長は、家庭だけでなく、学校の仲間や教職員、地域の皆さんとのつながりの中で支えられていることを実感します。本校では、子どもたち同士が「ありがとう」を伝え合うメッセージカードの取組を進めています。今回、保護者の皆さんにも参加していただいたことで、感謝の輪が学校から家庭へ、さらに地域へと広がっていることを大変うれしく思います。特別な日だけでなく、何気ない毎日の中でも、「頑張ったね」「うれしかったよ」「ありがとう」と伝え合うこと。その温かな言葉が、子どもたちの心を支え、人と人とのつながりを深めていきます。「ありがとう」が聞こえる学校から、「ありがとう」があふれる家庭・学校・地域へ。 これからも、子どもたちの小さな頑張りや優しさを見つけ、みんなで成長を喜び合いながら、しあわせの輪を広げていきたいと思います。保護者の皆さん、心のこもったメッセージを本当にありがとうございました。
