4年生最後の参観日では、「いっつもそうや」という話を学習しました。“はやにえ”というモズの習性を4年生のほとんどの子は知りませんので、授業の初めにその生き物のたくましさや素晴らしさを確かめました。そのことを素直に受け止めたため話の内容を正確に捉えることができていました。 “はやにえ”の枝先をみんなに見せようとしたようこちゃんの一度は高まった気持ちと、その後のふみ君にそのことを咎められ憤る気持ちの下がり具合をしっかりとらえていました。枝先を見せようとしたようこちゃんの気持ちには、みんなを喜ばせようとする思いがあったことにまで授業の中で気付けました。憤りを出し合う中で、ふみ君がようこちゃんの思いや事実を確認しないで決め付けていたりいつもようこちゃんを責めたりしている状況を理解していました。最後に自分をかばってくれるまいこさんの登場で、固定的な見方や決め付けといった不合理を見抜く視点にも立てました。毅然とおかしいと思うことをおかしいと言える力が、人に安心感を与えたり感謝を生んだりすることに気付いた発言が授業の最後にたくさん4年生から出ました。