6月13日(月曜日)、今年度第1回目の校内授業研究会を6年生算数科で行いました。
本年度の本校の校内研修のテーマは、「自走に向かって~自分で一歩、みんなで一歩~」です。「自走」というキーワードは、令和3年度の丹波市の教育方針の中に、「子どもたちに必要なのは、自学自習できる力、自走できる学びに向かう力を身に付けることです。指示されないと行動できない人間ではなく、自ら考え、判断し、決定し、行動できる自立した子ども、自立した学習者になることです。」とあります。「自立した学習者」という最上位の目標をめざして、教員の授業研究に取り組んでいきます。
授業研究会では、6年生算数科の「分数÷分数」の単元で、3/5÷1/3の計算の仕方を考え説明するという目標の授業でした。児童には、昨日の宿題で、本時に解く問題が知らされていて、問題に対して気づいたことを予習としてノートに書き込んでいました。 授業は、予習してきたことを発表するところから始まりました。
そして、どのようにして計算するのかを1人で考えた後、班で考えていきました。班のメンバーが全員理解できた段階で、全体の場で意見交流し、解き方を確認しました。教師による教え込みではなく、自分たちで解き方を話し合いで理解できるような授業展開でした。
「自走する児童の育成」をめざして、教師は、それぞれの理解具合を声掛けをしながら確かめ、支援者として児童の活動を見守っていることも大切であると感じました。