修学旅行を振り返ってVol.1
1日目は平和学習を中心に取り組みました
4月20日、待ちに待った修学旅行の出発日でした。飛行機の関係で(出発ト時刻が7時台)、4時30分集合になりましたが、遅れることなく70人全員がそろい、予定通りやまなみホール前を出発しました。本当は眠いであろうに、全員目をしっかり見開いて参加する態度に感心しました。
沖縄地方の天気予報があまりよくなく(20,21は雨予報)、少しでも晴れてほしいと願いつつ(沖縄は天気が変わりやすいから何とかなるかと楽観的になりながら・・・)、一路沖縄に向かいました。
いよいよ飛行機に乗り込みます。「初めて乗るし緊張するわ」という心の声があちらこちらから聞こえてくるようでした。
少し揺れましたが、無事に沖縄那覇空港に到着。少し遅れていますが、気にするほどではありませんでした。そしてなんと、雨が止んでいるではありませんか。バスガイドさんによると、少し前まで結構な勢いで降っていたとのことでした。この調子で天気に恵まれますようにと願いつつ、まずは昼食会場に移動しました。
沖縄そばやチャンプルーといった沖縄料理を堪能した後は、いよいよ修学旅行メインの平和学習です。昼食会場の近くにあるひめゆりの塔周辺を散策した後、平和祈念公園に移動し講演を聞きました。
講演会では講師の仲座さんから沖縄戦当時の話を聞きました。自身の経験を思い出すことはたいへんなエネルギーがいることだと思いますが、私たちのためにその力を使っていただきました。仲座さんの思いをしっかり受け止め、私たちにできることを考え、行動していきます。
講演会の後は、公園内を移動しました。戦争当時の沖縄県知事で兵庫出身の島田叡さんの慰霊碑や、沖縄戦で犠牲になられたおよそ24万人の名が刻まれた平和の礎を見学し、平和セレモニーを行いました。平和宣言文の朗読や「平和の鐘」の合唱を通して、私たちの思いを伝えました。
平和セレモニー後は資料館を見学しました。その後、糸数壕へ移動し、追体験(他人の体験をガマの見学を通して自分の体験のように感じ、理解すること)を行いました。真っ暗な壕(ガマ)の中で多くのことを感じ考えた時間となりました。
平和学習を完遂し、1日目の活動を無事終えることができました。今日の学びを振り返り、明日からの行動に生かしたいです。
この後、糸満市役所隣の「くくる糸満」に移動し、2日目のお昼までお世話になる民家さんと対面しました。修学旅行2つ目の大きな取組です。
1日目の夜は各民家さんのところで、沖縄の文化・生活に触れながら班別に宿泊しました。思い出に残る夜となりました。(続く)