オープンスクール（後編）

11月16日はオープンスクール最終日でした。前日に続き、宮城教育大学名誉教授相澤秀夫先生による道徳の示範授業を3年2組、3組で実施しました。2時間続きの授業となりましたが、集中を切らさず、自分と向き合い、考えを深めていました。また、ノート（プリント）全面に書き記した感想や意見からも、意見の広がりを伺うことができました。「よくここまで考えた」「このような見方・考え方ができる生徒は素晴らしい」と、相澤先生も感心されていました。
午後には、文化祭で発表できなかった3年3組の演劇と吹奏楽部の演奏を行いました。一度作り上げたものを、いったん冷まして、再び時間をおいてから作り直す作業は、モチベーションの維持も含めて大変だったと思いますが、仲間と協力しながらやり切ることができました。できないことを嘆いたり、文句を言ったりするのではなく、できる精一杯で取り組む姿は、本当に素敵でした。きっと新しい山南中学校の良き風土として根付いていくことでしょう。
また、午後の後半には、相澤先生を講師にPTA親子学習会を開催しました。司馬遼太郎さんの遺言と言われる「21世紀に生きる君たちへ」をもとに書き記した「生徒感想」や「山南中に残したいもの」を紹介しながら、親子で同じ時間を過ごしました。
盛りだくさんの3日間でしたが、充実した3日間でもありました。来校いただいた保護者・地域のみなさま、講師としてお世話になった酒井先生、相澤先生、そして仲間と協働しながら授業を、学校をつくってきた生徒のみなさんに、改めて感謝申しあげます。ありがとうございました。これからも一緒に歩んでいきましょう。よろしくお願いいたします。