6年生では人権学習に取り組んでいます。12月1日は西脇市にある「ゆくつち資料館」へ見学に行きました。
ゆくつちの里では、土地の高い田んぼには、水車(みずぐるま)で漕いで、水を入れるという大変な作業がありました。
また、お米をとったあとのわらを使って、「たて」という入れ物を作り、それを山を越えて売り、生活をしていたそうです。
それぞれの作業を村の人々はお互いに助け合って行っていました。「自分の家の田んぼに水が入ればいい。」「自分の家のたてが売れればいい。」ではなく、「困ったときはお互い様」「みんなができるまで一緒にがんばろう!手伝うよ。」という思いやりの心に、子どもたちもすばらしさを感じていました。
最後に「はずかしいのは差別する人ですか?差別される人ですか?」と尋ねられました。
「いじめにしても、差別にしても、傍観者のままでは何も変わらない。自分で行動を起こせない時は、助けをもとめるなど、状況が変わる行動をしてほしい。」というお話をされました。
子どもたちからは、「いじめは周りの人の行動によって変わる」「自分は関係ないではなく、困っている人がいたら助けたい。」など、今につながる学習になりました。