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修学旅行に行ってきます!

ページID:0141870 更新日:2024年5月6日更新 印刷用ページを表示する

修学旅行に行ってきます!

5月6日(月)は、3年生の修学旅行前の登校日でした。

「さとうきび畑の唄」の映画を見て、沖縄で実際にどのようなことがあったのかを映像でイメージすることができ、修学旅行へと意識を高めました。

後半には、平和セレモニーの練習をしました。現地では、平和の礎の前で平和セレモニーを行います。3年生は、2年生の後半から沖縄戦を中心にした平和学習を行ってきました。沖縄での悲劇やこれからの平和について、学習してきたこと・考えてきたことをもとに祈りを捧げてきたいと思います。

修学旅行前   修学旅行前登校日2

修学旅行前登校日3   修学旅行前登校日4

 

『2024年度柏原中学校修学旅行団 平和宣言文』

私たち柏原中学校3年生は、今回沖縄を訪れるにあたり、沖縄で起こった悲劇や平和の意味について考えてきました。今ではたくさんの観光客が訪れ、豊かな自然と独自の文化を育んできた魅力あふれる沖縄ですが、今から79年前、日本で唯一の地上戦が行われた場所でもあります。米軍が上陸し、空からも海からも絶え間なく放たれた爆弾や、大砲により、多くの方のかけがえのない命が奪われました。その中には、いまの私たちの年齢と変わらない若者たちも大勢含まれていました。やりたいこと、見たい物、食べたい物、なりたい物、守りたい物、ともに育った仲間、将来のことを考え、一緒に過ごしたい人や、その人との未来についても考えていたかもしれません。

ただ、その時の政府や日本軍の上層部の考えは「国のために戦うことは尊いこと」、「人の命の軽さは鳥の羽より軽い」など今を生きる私たちが聞くと信じられないものでした。日本本土を守るために捨て駒のようにぞんざいに扱われた、沖縄県民や兵士の命一つひとつは決して軽いものではなく、その命こそが尊いものであるということは間違いありません。世界では、私たちが平和に暮らしている今この瞬間に戦争や紛争、テロなどが起こっている地域が多く存在します。そして、そこで暮らしている子供たちの夢や希望も、命と一緒に奪われているのです。多くの人の笑顔より、小さな子どもたちの夢や希望より、多くの尊い命より、大切なものはあるのでしょうか。

戦争で解決することは何一つありません。戦争は尊い一つの命をいとも簡単に奪ってしまう、決して許されない行為です。「生きること」は当たり前ではなく「生きること」に怯え、「死ぬこと」が当たり前になる日々。そんな当たり前はもう二度と繰り返してはいけません。戦争は目に見えない大きな傷をつくり、癒えることはあっても消えることはありません。私たちは生きていることが当たり前ではないということを忘れず、1日1日を大切に生きていきましょう。そして1人ひとりが平和についての関心を持つことが、いま私たちにできることだと思います。

 

私たちは宣言します。

「戦争について学んだことを、後世に語り継いでいきます。」

 

私たちは宣言します。

「今ある1つの命を大切に生きていきます。」

 

私たちは宣言します。

「2度と戦争はしません。」