12月5日(火曜日)に3年生を対象にした薬物乱用防止教室を実施しました。
今回は、丹波健康福祉事務所 食品薬務衛生課 薬剤師 二木麻里奈さん にお越しいただき、薬物の危険性などについて次のようなお話をいただきました。
1 1回だけでも乱用!!
薬物乱用とは、大麻、覚せい剤などの違法薬物を使用することを薬物乱用と言います。薬物乱用は何度も使用することではなく、1回使用しただけでも乱用になります。また、薬局に売られているたり、病院で処方されたりしている医薬品を用法や量を守らずに使用することも薬物乱用になります。
2 乱用が大切な脳を傷つける!
私たちの脳は、すごいスピードで情報を処理し、私たちの思考や行動のすべてをコントロールしているハイスペックな器官です。その脳が薬物の影響を受けると、呼吸困難やけいれん、現実と記憶の区別がつかなくなる、感情が抑えられなくなる、などになります。薬物乱用で変化してしまった脳は、元には戻りません。
さまざまな薬物の種類や危険性、薬物の乱用が体や心にどのような影響を及ぼすかなど、理解を深めることができました。また、自分だけの問題ではなく、自分が大切にしていることや大切な身近な人にも大きな影響を及ぼすことにつながります。大切な自分を守るためにも、「誘いの言葉にだまされない」「断る勇気をもつ」ことが重要です。