12月2日(月曜日)、2学期最後の校内授業研究会を行いました。今回は、丹波市教育委員会学校教育課係長を講師に迎え、6年生の算数「資料の調べ方」の授業研究を行いました。 「資料の調べ方」の学習は、来年度小学校で実施される新学習指導要領では、新領域「データの活用」で扱われ、データを多面的に把握し、事象を批判的に考察する力を育成することとなっています。 今回の研究授業では、これまで学習してきた垂直型の柱状グラフのよみ取り方を活用して、未習である水平型柱状グラフ(人口ピラミッド)をよみ取り、さらには、3つの人口ピラミッドから気づいたことを考える学習でした。 |
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授業では、まず、下図左の2010年の人口ピラミッドの読み取りをしました。「男女別に人数が多い区間はどこか。」「男女合わせて人数が多い区間はどこか。」「20歳未満の人口の割合はいくつか。」など、時間をかけてよみ取っていきました。そして、自分たちで問題を作り、よみ取りができているかを確認し合いました。 さらには、下図の3つの人口ピラミッドを比較し、「それぞれの年代で人数が多い区間はどこか。」を考えた後、3つのグラフを比較してわかることをまとめていきました。最後には、2040年にはどのような形のグラフになるのかを予想しました。 このような複数のグラフを見くらべて考えていくことは、全国学力・学習状況調査からわかった課題であり、算数だけではなく、各教科で学習を繰り返すことが大事です。
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授業後は、6年生教室にて、研修会を行いました。来年度から実施される小学校新学習指導要領では、「主体的対話的で深い学び」が求められています。本校では、2学期に実施した各研究授業で学んだことを生かして日々の授業改善を全学級で行っていきます。 |