音楽会や150周年事業が終わり、次は、マラソン記録会に向けて子どもたちは頑張っています。
その中で、今日は、6年生の社会の授業研究がありました。
本校では、「粘り強く学びに向かう児童の育成」という研究テーマで、単元を通した授業改善を図っています。
社会科の授業研究は、教科の特性まで言及すると難しくなるのですが、子どもたちがどのように動いていたか、意欲を喚起する手立てはあったか、粘り強く取り組めていたかなど、子どもたちの学びの姿を中心に研修をしました。
この単元では、「大変化の明治時代から未来予想図を描こう」という活動を計画し、本時は、「開国について話し合い、その後、起こりそうな出来事を推測しよう」というめあてで、授業が始まりました。
開国に賛成派、、反対派、中立と、子どもたちは、自分の考えを次々と述べていきます。どの子もしっかり考えている姿が見られました。
そして、開国するしかなかった幕府のゆらぐ状況を理解した後、人々は、この後どんな行動をするかをグループで話し合いました。
どの子も、教科書や資料集を見ながら、まずは、自分の考えをつくっていましたが、話し合う中で、さらに、他の人の考えを聞きながら、考えが深まったり、疑問点が沸いてきたりした子もいました。
自分たちで話し合うことで、他人事ではなく自分事として歴史を学んでいる姿がありました。
歴史の授業は、つい説明だけで終わってしまいがちですが、このように友だちと考えを出し合い、話し合うことはとても大事な活動であることを改めて実感しました。
授業研究によって、いろいろな学びが先生たちにもあります。また、子どもたちの様子を知ることもとても大切なことです。これからも、先生たち一人ひとりの学びがさらに高まり、授業改善へとつながっていくことを目標に、授業での学びを大切にしていきたいと思います。