今日は3年2組で授業研究がありました。教材は、国語の「モチモチの木」です。
物語文の面白さを読み取り、2年生に紹介カードを作って、それを伝えるという活動が組まれています。
今日は、特に対話について、学びを深めていきました。
豆太が、どうして「灯のともったモチモチの木を見ることができたのか」について、考えました。
まず、ワークシートに自分の考えを書きました。書きかたのポイントを教えてもらい、どの子も一生懸命机に向かって自分と向き合っていました。
その次に、グループで、自分の書いたことを伝え、同じところや違うところを聞き取り、まとめていく活動へと広がりました。
自分の考えを伝えることだけでなく、さらにまとめていくという活動は、細かなステップが必要でしたが、どの子も、課題に対してしっかり考え、みんなで意見を出し合い、意欲的に取り組むことができていました。
物語を通して、子どもたちは、豆太に共感したり、豆太のことが好きになったりして、自分と比べながら考えている姿もありました。良い物語文は、こうして子どもたちの国語への興味や意欲を引き出していくのだと改めて感じました。
粘り強く学びに向かう姿へと成長しつつある子どもたち。とても良い顔で学習に取り組んでいたことが嬉しかったです。
講師には、丹波市教育委員会から足立潤子指導主事に来てもらいました。
事後研では、子どもたちのパワフルさだけでなく、学びへの意欲と素直なところをほめていただきました。
「対話は楽しい」と思える活動、対話したくなるような「問い」、気軽に「なんでも言える関係」を教室に築いていくことが対話をより豊かな学びへと変えていくポイントだと教えていただきました。
これからも、対話での深まりを求めながら、授業を大事に、子どもたちが楽しいと思える学習活動を目指していきたいと思います。