「運動会で培った力を、授業でも生かしていきましょう。」という話をよくしていますが、子どもたち自身は、あまり意識していないように感じます。
そこで、子どもたちが、運動会でのがんばりを生かし、考えて動いている姿を見つけようとカメラを片手に時間がある時は、見て回っています。
今日の5時間目、「体育の時間ですが、先生を探しています。」という声が耳に入ってきました。
心配になり、体育館へ行くと、5年生の子どもたちが、跳び箱とマットの準備をして、みんなで準備体操もし、次の動きをどうするか考えているところでした。
体育の先生は、急に用事が入ったようで、体育館には、まだ現れないようです。
でも、子どもたちは、自分たちでいつものマットや跳び箱の準備をし、次のドリル練習をしようとしていました。
「私が見ておくから、次をしたらいいよ」というと、タイムを図っている子がいて、順番にドリル練習を始めました。
教師が指示をしないと動けない子どもたちになっているのではないかと思う時もありますが、今日の5年生の子どもたちを見て、自分たちでどうすればいいかを考え、動いているところが素晴らしいと思いました。
そして、どの子も一生懸命取り組んでいます。自分の力を高めようと練習している姿に感動しました。
運動会で培った力が、こうして学習の場でも生きていることを実感しました。
そのあと、すぐに駆け付けた先生から、この力を褒めてもらっていました。
子どもたちの自律する力をこれからも高めていきたいと思える一コマでした。