運動会練習を通して、印象に残ったことを2つ紹介します。
1つ目は、自主的な行動です。
応援合戦や新種目など、自分たちの力で創り上げる企画がありました。先生方のサポートもありましたが、内容やアイデアは子どもたちが考えていました。
さらに、応援を考えるそういった楽しい部分だけでなく、ポンポンを新しく作ったり、ペットボトルを集めて石を入れたり、古くなった大団扇を補修したりと、地道な準備も自分たちでやると決めたらやり切っていました。もともと自分たちで考えて動く6年生たち。さらに一回り成長したように思います!
2つ目は、リーダーシップです。
運動会練習中、下級生の前に立って行動する場面がたくさんありました。しかし、率先して声掛したり、大きな声を出して引っ張っていくことが得意な子ばかりではありません。恥ずかしさや抵抗を感じる子もいたことでしょう。そんな中でも、練習を重ねる度、
「静かに話聞いて~!」
「1年生はこっちに来て背の順に並んでね!」
など、誰もが下級生に声掛けできるようになってきました。
何より素敵なリーダーシップだなと感じたのが、応援合戦で6年生たちがお手本を見せるとき、120%の大きな声と弾ける動きを披露していたことです。まず自分たちが全力を見せる。これが何より大事なリーダーシップではないかと、6年生の姿を見て感じました。そんな6年生を見ていると、誇らしい気持ちになりました。
6年生にとっては、学年発表や太鼓演奏といった学習・練習の成果を発揮する大きなイベントである黒井城まつり。
学年発表も太鼓演奏も、これまで積み上げてきた練習の成果を発揮した素晴らしい表現でした!
全校生・保護者・地域の方々を前に、緊張感もあったと思いますが、自信を持って堂々と表現する姿に胸を打たれました。
これまで何度も台本を修正したり、立ち位置を変えたり、声の大きさや読む速さを工夫したりしてきた過程を見てきたからこそ、6年生たちの堂々とした姿はより輝いて見えました。
今年の音楽会での、6年生のプログラムの順番は、一番最後。
「最高学年として音楽会を締めくくる演奏や歌唱をしたい!」「かっこよく盛り上げて終わりたい!」
と、6年生たちは意気込んでいました。
いざ歌唱が始まると、アルトとソプラノに分かれて何度も練習したポイントを意識して歌い、美しい歌声を披露していました。何度聞いても、6年生たちの歌声は素敵だなと思います。
リコーダー合奏「ウルトラセブン」は、すべての練習期間中を通しても、本番が最も完成度の高い演奏でした。練習中は、木琴とリコーダーの音色のリズムがピタッと合うときもあれば、ズレてしてまうこともありました。木琴担当の3人は昼休みにも集まって、どうすればリズムが合うか考え、指揮者と合わせながら練習しました。
そして、最後の合奏「学園天国」。この6年生たちにピッタリな明るくてノリノリな曲でした。本番の演奏でも迫力のある演奏ができたと思います。
小学校生活最後の音楽会、緊張感のある中、堂々と自分たちの練習の成果を表現する姿が素晴らしかったです。失敗を恐れず本番で思いっきり力を出し切れたのは、みんなで協力して音楽会に向けてコツコツ努力を重ねてきたからだと思います。