委員会活動もまた、5・6年生が学年の枠を越えて協力する場面の1つです。
この活動では、どちらの学年も自分たちがやるべきことを意識して参加することが重要です。
5年生は6年生に任せきりになってはいけませんし、6年生は5年生を置き去りに突っ走ってはいけません。
普段の学校生活の中で、同じ学年の中での団結力ももちろん大切ですし、実際にその力が問われる場面は多いです。
しかし、自分の学年への帰属意識が高まりすぎると、「自分の学年がよければそれでいい」という集団での自己本位的な考えや「他の学年とは別がいい」というような排他的な考えが出てくることもあります。
中央小学校が目指す「つながり力」はそのような内弁慶な考え方ではありません。
特に高学年では4人の先生がどのクラスも担任しています。4人の先生にとっては5・6年生のどの子も自分が担任している子です。授業こそクラスごとに受けていますが、一緒に活動する場になればみんな1つの集団として互いに理解し合い、学習活動を楽しんでほしいという思いは当然あります。
先生の思いを押し付けるわけではありませんが、同学年の子だけではなく、異学年の子とも積極的に関わったり協力し合ったりする経験は将来必ず生きると思います。社会に出れば自分と年齢の離れた人と一緒に行動したり、協力し合ったりする機会は非常に多いです。
お互いに理解しあい、協力しあえる関係を、
隣の席の子と、
同じクラスの子と、
同じ学年の子と、
1つ違いの学年の子と、、、、
その幅を徐々に広げていくことが、自分の「つながり力」を伸ばすことになると思います。
高学年の「つながり力」がどこまで伸びるのかが楽しみです!